【11月薬膳レシピ】風邪をひきにくい体に…免疫力アップ 鶏肉と野菜のオイスターソース炒め

毎年、11月7日前後に迎える立冬。暦の上では冬を迎えます。日中、太陽の下ではまだポカポカと暖かい空気を感じますが、着実に寒さが増していくのを感じる季節です。

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そしてこれから気になるのが、風邪やインフルエンザの流行です。この時期の風邪やインフエンザは空気感染が多く、感染してしまう原因の一つは、寒さによりエネルギーが消耗され免疫力が下がってしまうからです。

これからの季節、風邪やインフルエンザにかからないためにもしっかりと免疫力を上げることが大切です。

 

免疫力を上げるには……?

まず、薬膳で考える免疫力アップは、しっかりと体の気(エネルギー)を充実させることです。気が不足してしまうと、疲れやすかったり、口内炎ができやすかったり、ストレスを感じやすかったり……そんな時は免疫力も低下しています。まずはしっかりと気を補ってあげることが大切です。

そして、食べたものをエネルギーに変える役割を担う消化力を高めてあげること、外気から空気を入れないよう抵抗する働きと関わる肺を強めること、生命力の源でもある腎を強くすることも大切です。今年の冬はこれらをバランス良く保ち、風邪やインフルエンザに負けない体作りを心がけましょう。

 

◆気を補う食材
鶏肉、豚肉、米、イモ類、大豆、なつめ、舞茸、椎茸、かぼちゃ、甘酒etc

◆消化を整える食材
生姜、ニラ、ネギ、粟、白菜、山芋、レンコン、大根、カボチャ、カブ、舞茸、干し柿etc

◆肺を補う食材
レンコン、長芋、銀杏、春菊、ユリ根、クレソン、松の実、白キクラゲ、柿、梨etc

◆腎を補う食材
長芋、ブロッコリー、ごぼう、くるみ、カシューナッツ、ブルーベリー、エビ、黒ごま、黒豆etc

 

免疫力アップ 鶏肉と野菜のオイスターソース炒め

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<レシピ4人分>

鶏もも肉 1枚
長芋 200g
舞茸 1パック
ブロッコリー 1株
にんにく 1片
生姜 1片
*片栗粉 小さじ2
*塩 コショウ 少々
●砂糖 大さじ3/4
●オイスターソース 大さじ1
●酒 大さじ1
●醤油 大さじ1
サラダ油 適量
ごま油 適量

 

<作り方>

1. 鶏肉は一口大に切って、*をまぶしておく

2. 長芋は皮をむいて5cm程度の拍子切り、舞茸は汚れを落として食べやすい大きさにさく。ブロッコリーは小房に分けて下茹でをする

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3. 生姜とにんにくはみじん切りにする

4. フライパンにサラダ油を入れ、みじん切りした生姜とにんにくを入れる

 香りが出たら、鶏肉→長芋→舞茸→ブロッコリーの順に入れ炒める

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5. ●の調味料を入れ炒め合わせたら、最後にごま油を入れ風味をつけたら出来上がり

 

文:建部春菜

「薬膳とヨガと心地よい毎日」主宰。熊本を拠点に薬膳やヨガをベースとしたライフスタイルを提案。様々な場所で薬膳やヨガのイベントを開催 。また、学研プラス merアプリにて「かんたん薬膳」を連載。

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