【12月薬膳レシピ】ホームパーティーに薬膳を!冬の不調を改善 エビとナッツとレーズンのカレー炊き込みごはん

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冬本番の寒さを迎える12月、そして今年も残り1か月となりました。忙しい毎日の中に、忘年会やクリスマス会、お正月と楽しい行事が盛りだくさんな時期ですね。

人が集まることが増え、みんなで食事を囲むことも多くなるこの時期。忙しさで体調を崩さないためにも、お家パーティーの際には是非薬膳を取り入れてみてください。“体を整えながら楽しむ!!” 理想のパーティースタイルの1品をご提案します。

 

冬の不調を整える

寒さが厳しくなる冬。寒さによる不調に気をつけたい季節です。活発化した寒気が体内に侵入することで悪寒、震え、冷えなどを引き起こします。そして悪化すると風邪をひいたり、冷え性になったり、女性は生理痛や生理不順が起きたりなど……様々な不調につながります。

そんな不調を引き起こさないために、以下の食材を積極的にとってください。

 

◆体をしっかり温める食材

冬は体を温めるエネルギー(陽気)が傷つきやすく冷えを引き起こしやすくなるため

生姜、ネギ、エビ、くるみ、唐辛子、シナモン、山椒、黒胡椒、にんにく、にら、ラム肉、鶏肉etc

 

◆腎を補う食材

腎は冬に活発に働く臓器です。寒冷に弱い臓器でもあるため、しっかりと養生してあげましょう

エビ、くるみ、ブロッコリー、山芋、ごぼう、黒きくらげ、黒ごま、黒豆、黒米、ひじき、昆布、クコの実etc

 

◆気血のめぐりを良くする食材

寒さにより体の気(体を動かすエネルギー)血(血液)水(水分)の循環が悪くなるため

ニラ、玉ねぎ、パセリ、ネギ、レーズン、セロリ、キンカン、黒きくらげ、陳皮、柑橘系etc

 

 

冬の不調を改善 エビとナッツとレーズンのカレー炊き込みごはん

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<レシピ4人分>
お米 2合
水 300ml
牛乳 100ml
エビ 100g
玉ねぎ 1/4個
レーズン 20g
くるみ 30g
カシューナッツ 30g
パセリ 適量
バター(炒め用) 10g
*カレー粉 小さじ1
*はちみつ 小さじ1/2
*塩 小さじ1
*コショウ 少々
*シナモンスティック 1本

 

<作り方>
1. お米は洗って、30分程度ざるにあげて水気を切り、バターで透明になるくらいまで炒める

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2. エビは殻をむいて背わたを取り、片栗粉(大さじ2)、塩(小さじ1)、酒(大さじ1)を揉み込んで水で洗い流し下処理をする
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3. 玉ねぎはみじん切りに、ナッツ類は食べやすいよう刻んでおく
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4. 土鍋、または炊飯器にお米と水、牛乳を入れて、*印の調味料とスパイスを入れ軽く混ぜる
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5. 4の上に玉ねぎ、エビ、レーズン、ナッツ類の順にのせて、普通のごはん同様に炊く
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6. お皿に盛り付けて、パセリを散らしたら出来上がり
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★Point……牛乳を入れることで、深みのある味に仕上がります

 

文:建部春菜

「薬膳とヨガと心地よい毎日」主宰。熊本を拠点に薬膳やヨガをベースとしたライフスタイルを提案。様々な場所で薬膳やヨガのイベントを開催 。また、学研プラス merアプリにて「かんたん薬膳」を連載。

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