美味しいお米をより効果的に食べる!!薬膳の視点から見たお米の効能は、体を温めも冷やしもしない平性でとってもバランスの良い食材です。また、消化を整えて、パワーをつけてくれるので疲れをとったり、消化吸収を整えてくれます。
春を迎え、まだまだ寒い日は続きますが少しずつ暖かくなる季節です。自然界は陰から陽へと空気が変化していきます。そして体は冬に溜め込んだものを出すデトックスの時期でもあります。そのデトックスを行ってくれる臓器が肝臓です。よって春は肝臓が活発に
働きトラブルを起こしやすくなります。肝臓の働きが弱まると、目や爪のトラブル、手の指や足のつり、お腹の張りや月経痛など様々な不調を引き起こします。また肝臓は「怒りの臓器」と言われています。イライラしたり怒ったりすることが多くなるので、肝臓を保養するとともに楽しい気持ちで過ごすことが大切です。
この時期に取りたいオススメの食材
肝臓の働きを正常化してくれるもの・・春菊、セロリ、クレソン、ニラ、ピーマン、ウコン、グレープフルーツ、きんかん、松の実等
体を潤す作用があるもの(肝臓の働きが盛んになると体の中の血や水が減ってしまうため)・・人参、ほうれん草、山芋、黒豆、白きくらげ、ぶどう、落花生、イカ、豚肉、あさり、ハマグリ、しじみ等
<レシピ4人分>
春菊 1束
ちりめんじゃこ 大さじ3
白ごま 大さじ2
*ナンプラー 大さじ2
*レモン汁 小さじ1
*ごま油 小さじ1
<作り方>
1. 春菊は沸騰したお湯でさっと茹で、水にさらして
しっかり水気を絞っておく
2. 水気を絞った春菊を細かく刻む
3. ボールに2とちりめんじゃこ、白ごま、*の調味料を全て
入れて和えれば出来上がり
<レシピ4人分>
長芋 200g
ニラ 1/2束
干しエビ 大さじ2
生姜 1かけ
酒 大さじ2
醤油 小さじ2
塩 味をみて整える
水 4カップ
ごま油 適量
<作り方>
1. 干しエビ軽く水で洗って水気を切り、湯をひたひたに注ぐ
蓋をして10分程度蒸らし、ザルにあげて水気を切る
戻し汁はとっておく
2. ニラは細かく切り、長芋は1cm程度の角切り、生姜は
みじん切りにする
3. 鍋にごま油を入れて、生姜を入れ香りが出たら干しエビと
ニラを入れて炒める
4. 3に酒、水を入れ、ふつふつしたら長芋と干しエビの
戻し汁を入れる
5. 長芋に火が通ったら醤油と塩を入れて味を整え出来上がり
建部春菜
「薬膳とヨガと心地よい毎日」主宰。熊本を拠点に薬膳やヨガをベースとしたライフスタイルを