【6月薬膳レシピ】とうもろこしの炊き込みご飯でむくみ解消

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爽やかな気候から、少しずつ蒸し暑さを感じる季節になりました。ちょうど日本は梅雨の時期を迎えます。梅雨は一年中で最も雨が多く、湿気が盛んになる季節です。過剰な湿気は、水分を溜め込みやすい人にとっては体調を崩す原因にもなります。普段からむくみやすい方は特に注意しましょう。

 

湿気対策でむくみ知らずの体に

むくみの原因となる湿気ですが、これから雨が多くなる季節には、知らず知らずのうちに体が受け取ってしまいます。特に消化機能が整っていないと、その受け取った湿気を体の外に出すことができず体内に滞ってしまうのです。するとその湿気は、体には必要のない余分な水分となり、むくみだけでなく冷えや胃の不調、体や頭が重だるく感じるなど様々な不調の原因となります。またそのような症状を引き起こす要因は、外からの湿気だけでなく、冷たいものの摂りすぎや冷たい水をたくさん飲むことによっても引き起こされます。

むくみが気になる方、これからの時期は以下の対策を少し心がけてみてください。
1.冷たいもの、生もの、甘いお菓子は少なめに
2.胃腸を整えて消化を助けてくれる食材を摂る
3.体の余分な水分を出してくれる食材を摂る
4.気の巡りを良くするものを取る
5.軽い運動をして巡りを良くする

 

この時期に取りたいオススメの食材

◆胃腸を整えて消化を助けてくれる食材
 さつまいも、じゃがいも、キャベツ、カボチャetc

◆体内の余分な水分を出してくれる食材
 緑豆、冬瓜、黒豆、えんどう豆、きゅうり、昆布etc

◆上記、両方の作用がある食材
 は
と麦、とうもろこし、そら豆、小豆気の巡りを良くする食材春菊、しそ、セロリ、玉ねぎ、クレソン、ピーマン、柑橘系etc

 

 とうもろこしの炊き込みご飯 

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とうもろこしには、胃腸を整えて消化を助けてくれる働きと、体内の余分な水分を出してくれる働きが両方備わっていて、湿気の多いこの時期は特にオススメの食材です。また、実の部分よりも周りについているヒゲの部分が特に水出し効果が高いので、ぜひ一緒に摂ってみてください。ヒゲは無味無臭なので、とうもろこしとごはんの味を邪魔することなく、また炊くことで柔らかくなりごはんと馴染むので、違和感なく食べられます。

<レシピ4人分>
米 2合
とうもろこし 1本
*塩麹 大さじ1
*酒 大さじ1

<作り方>
1. 米を研ぎ、30分程ザルに上げておく
2. とうもろこしの実を包丁などでそぎ落とす
3. ヒゲは黄緑色のきれいな部分のみ使用、細かくざく切りにする。とうもろこしの芯は2等分して使用する

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4. 炊飯器に米と*の調味料を入れて、2合の目盛りまで水を入れる
5. 2、3 も全て炊飯器に入れて普通に炊く

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6. 炊き上がったら芯を取り除いて、ふんわりと混ぜ合わせて器に盛ったら出来上がり

文:建部春菜
「薬膳とヨガと心地よい毎日」主宰。熊本を拠点に薬膳やヨガをベースとしたライフスタイルを提案。様々な場所で薬膳やヨガのイベントを開催 。また、学研プラス merアプリにて「かんたん薬膳」を連載。

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